☆ラッキーアイテムはカレーうどんです!

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恐ろしいほど会話もなく電車を乗り継ぎ着いたところはーーー 誰もが知ってる昔からの老舗デパート。 「ここですか?」 「ああ……、まぁ、今日の所は隣で黙って座ってろ。いいな?」 「はい…」 とは言ったものの…… なによ、黙って座ってろって。 めちゃ、上からじゃん。 って、社長だから当たり前か。 にしてもじゃあ、なんで私連れてきたのよ。 黙って座ってるだけなら一緒に来る意味無いと思うんだけど。 「おい、ボケッとするな。早く来い。」 っとに…、口が悪いなぁ。若干、腑に落ちないものの急いで社長の後を追った。 従業員専用出入り口に立つ警備の方に入店証を貰い、そのまま中へ。 へぇ、デパートの裏側ってこんなんなんだ。 そこには乱雑に積み上げられた数々の段ボール箱や、檻にしか見えないような台車らしきもの。 そういった物が沢山置かれていた。 もちろん、一階は化粧品のフロア。 バックヤードにもほのかにあの独特の甘ったるい香りが漂っている。 社長はエレベーターを探し乗り込むとと6階を押した。 エレベーターのドア上を見るもこれと言って表記はない。 きっとお客様用のエレベーターなら何階は何売り場とかって表記があるだろうけれど。     
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