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程なくして目的のフロアに着いて売り場へと続く扉を開けると眩しいくらいの照明が飛び込んでくる。
何売り場なのかざっとフロアを見回した所、どうやら書籍と文具などのフロアのようだった。
社長が女性の店員さんに声を掛けるとぽぉーっとしながらその女性が対応する。
そりゃそうだよね。
こんなにイケメンだもん。
ってほんのさっき気付いたけどね。
その場で待っている間に社長を少し観察してみる。
身長は180ちょいはありそうかな。
キリリと整った眉にスッと通った鼻筋。
前髪を上げ額を出し漸くハッキリと見えた目元はスッキリしているものの、やはりどこか少年っぽさを感じさせる。
けれど…さっきまでのボサボサ頭に無精髭、おまけにTシャツにジーンズと言った緩い格好とは違い、こうしてちゃんとしたスーツを着るとーーー
うーん、やっぱり誰が見ても爽やかなイケメンだよねぇ。
でも少々、いや、かなり性格に難ありだけど。
暫くするとそれなりの役職に付いてそうな人が急ぎ足でやって来た。
挨拶もそこそこにまたバックヤードへと連れて行かれる。
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