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私なんかは恐らく一生、来ることがないだろう料亭にて仁さんと私、そしておじいさん。
て言うか仁さん、この人のこと「じいさん、じいさん」って気安く呼んでるけど大丈夫なの?
どうみても普通の人には見えないんだけど…
もしかして…この眼光の鋭さ
そして、この恐ろしく風格ある料亭にて会食…
あっ!
この人もしかしてヤクザの…
「組長?」
つい声に出してしまったことに気付いたけど手遅れのようだ。
仁さんがいつかの時のように…
そう、仁さんと一緒にデパートに行ってとんでもない勘違いをした時のように恐ろしい顔で私を睨み付ける。
「わ、わた、し…えっと、また何かとんでもないことを言った…とか?」
「チッ…」
仁さんの舌打ちがいつかをデジャヴさせる。
今回こそ終わったの?
もうこれ、海に沈められる勢い?
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