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「楠原くんは本当に表情がコロコロとよく変わる。側で見ていて飽きないだろ、胡桃沢くん。」
「えっ?ああ…まあ。」
そんな嫌々そうに言わなくても。
しかもいつも以上に眉間にシワがよってる!
「珍しい。胡桃沢くんが照れるとか。」
「はっ?」
「はい?」
仁さんと私の声が被る。
「な訳ねえじゃん。じいさん、勘弁してくれよ。」
「そうですよ、この仏頂面のどこが照れてるんですか?」
またしても二人の声が重なった。
「息もピッタリだ。」
機嫌が良いのは会長ばかり。
そんな調子でその後も美味しいお酒とお食事を頂きながら宴はお開きとなった。
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