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☆ラッキーアイテムはカレーうどんです!
ーーー今日のアンラッキーさんは……ごめんなさぁーい、うお座のあなたです!なにをやっても空回り、思わぬ誤解を招きそう……でも大丈夫っ、そんなあなたへのラッキーメニューはカレーうどんっ☆これで運気回復間違いなしっ!今日も元気にーーーピッ
リモコンにてテレビを消す。
リモコン脇に置いてあったレシートやらクーポン券にポイントカードでパンパンに膨れ上がった財布を手に持ち、これまた通勤にしてはちょっと大きめのバッグを肩に背負い家を出る。
玄関の鍵を掛けエレベーターへ向かうと一つ上の5階で止まっている。
▼のボタンを押すも一向にエレベーターが降りてくる気配がない。
きっと上の階に住む同棲カップル……いや、同棲バカップルが止めているのだろう。
いってらっしゃいの儀式の為に。
どうしてそれを知っているかと言うとーーー
一度、全然降りてこないエレベーターを不審に思って脇にある非常階段で5階に行くとカップルが閉まりかけたドアを開けては人目も憚らずチュッチュッと朝からやっているではないか……。
朝からチュンチュン雀かっ!
そんな事はもちろん言えず、そっと非常階段に戻ると5階から1階まで足をガクガクさせながら階段で降りたのだ。
どうも上の階に住む彼女と私の出勤時間は時々被るらしくこういった事がこれまでも度々あってーー
ってゆーか、いつも見送ってる彼氏仕事は?まさかヒモっ?
まぁ、そんな事はどうでも良いんだけど仕方なく今朝も非常階段にて1階まで駆け降りる。
階段って登りより下りの方が結構、足にくるのよね。
はぁ……キツっ。
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