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翌日、私はあのまま眠りについたことを後悔した。宿題が最後の数問だけ残っている。朝から教室で1人慌ててやる羽目になった。隣の席で、幼馴染がおかしそうに眺めているのが、少し不満だったがそんなことに構っている暇はなかった。
「あんたが宿題忘れるなんて珍しいわね。何があったのよ?」
昼休みにそんなことを聞かれたが素直に話すわけにもいかなかった。私は、宿題の範囲を間違えていたと嘘をついた。そんなこともあるのね、と幼馴染はやはり愉しそうに笑う。
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