ビオットの祭り(体験プログラム)

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 装置を取り去る時、部屋の眩しさにまどかは顔をしかめたが、だんだん慣れて 視点の先にアレックスの姿を認めると、アレックスが照れ笑いをした。  バーチャル空間への旅は終わったのに、まだ心がアレックスと繋がっているような、不思議なざわめきとときめきを覚えた。  あのキスはプログラム上必要なことだったのだろうか?  まどかは恥ずかしくて、アレックスに問いただすこともできず、両親が部屋に入って 来て、質問するのに適当に答えながら、気持ちを紛らわせたのだった。     
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