プロローグ1

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プロローグ1

視:秋菜 この時私は,大切な朋を奪われて焦ってたのかもしれない.そのせいで,状況把握を怠った. 「見つけたぞ!アルテ!」 ア「あら,見つかちゃった.?でも残念.私の勝ち.あれを御覧なさい.」 示された方を見ると,剣を突き付けられた朋,蓮がいた. 「蓮!アルテ,蓮に何するつもり.」 ア「こうするの.殺りなさい.」 そう部下に命じるアルテ.命じられた部下は躊躇う事無く,蓮を刺した. 私は動けず,只見ているしか無かった. その時,私の中で何かが切れた. それが朋を助けられ無かった自分に対してなのか命じたアルテに対してか,実行した部下に対してか,解らなかった. 多分全部だと今にしたら思う. だけどいつもと違うのは冷静さを保ってた事だ.だから私は,去るアルテではなく倒れた蓮を優先した. すると,後ろから他の朋,紅蓮と同じ十二神将が到着し,状況を見て息を飲んだ. 逸速く回復した勾陳が問う. 勾「?!秋!騰蛇は?!答えろ!助かるか?無理なのか!」 「大丈夫.絶対助ける.(昌浩様,秋姫様,私に力を貸して下さい.)」 私は目を閉じ,前々世と前世の自分の意識に呼びかける.大切な朋を助ける為に. そして術を発動した. 昌「秋菜.この術を使うってことは.」 「解っています.でもいいのです.」 秋「彼奴の為なら平気ってか?それに只じゃ終わらねぇよな.」 「勿論.アルテは絶対に倒します!」 秋「そうこなくっちゃ!!」 その言葉を合図に私は目を開く 蓮の無事を確かめ立ち上がり振り向く。 「皆,蓮の事御願いね.;-)」 外に転移しアルテの気を辿り追う. 途中,アルテの部下がかかって来たが意味を為さなかった. そして再びアルテの元に辿り着いた. 私は,何も言わず城ごとアルテを殺した. そこで私の意識は途絶えた. 視:勾陳 私達が秋菜の元に辿り着いた時には, 全てが終わっていた. そこにアルテの姿は無く,秋菜が倒れていた. 私達は急いで駆け寄った. 全『秋菜!(秋菜様!)しっかりしろ!(して!)(なさって下さい!)』 そこに薬師如来と天照大神が来て,私が抱いている秋菜の前にしゃがみ込んだ. 薬「皆の者落ち着きなさい.彼女は大丈夫. ですが罰を与え無くてはなりません.」 「!罰とは,まさか!?しかしこの有り様では仕方無いか.それで罰とは?」 天照「名と歳以外の全てを一時的に封印し始まりの世へ送る.」 空「!!解りました.御願い致します.皆もそれで良いな.」   そして神妃秋菜は封印された. プロローグ2に続く  
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