第三話 有り余る魔力と帝試験

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私が壊した水晶は、どうやら一般人用で、強い人用の水晶もあるらしい。それで測ると、魔力 ∞全属性と出た。 猿「やっぱり、御姫はスゲーな。魔力∞だもん。」 ハグ「ま、少ないよりは良い。じゃアキナには帝になってもらう。闘技場に呼ぶから着いて来い。」 「帝!!( ; ロ)゚ ゚何故私が!!」 ハリ「アキナ、あの水晶は各国の城と国営ギルドにしかないんです。そんなものを使用するって事は王族や帝と同等の力があるという事です。そして力ある者は民を守る義務があります。」 「( ・д・)解りました。」 そして闘技場。私の前にはハグリット ハグ「アキナ準備は良いか?」 「OKです!で合図は?」 ハリ「此のコインが落ちたら開始だよ。」 そう言ってハリク兄がコインを上に投げた。数秒後コインが落ちた瞬間 ハグ「グランドスピア×50!!」 中級魔法「土槍」(グランドスピア)を放って来た。それに対し私は 「えっと木剋土だからウッドウォール.」 五行の理に基付いて同じ中級魔法の「木壁」(ウッドウォール)を唱え攻撃を防いだ。 「今度は此方の番です。サンダーアロー!」 雷属性中級魔法「雷の矢」(サンダーアロー)を放つと同時に部分強化を脚に掛け、駆けた。 ハグリットがアローを左手で祓う。私は跳んで 「目シュート(ウイユシュート)」 米神目掛けて強化したままの右足で回し蹴り。 しかし、ハグリットは左腕に部分強化を掛けて、これを防ぐ。 けど私はそれを予測していたので 「悪魔風脚(ディアブルジャンブ)頬シュート(ジューシュート)」 火属性の部分魔装を左足に掛けて、頬目掛けて回し蹴り。 だけど、ハグリットは土属性の部分魔装した右手で私の脚を掴み、投げた。 私は体をひねって着地。この間5秒。状況は振り出しに。 ハグ「流石は勇者。魔力コントロールは申し分ねぇ。だが武器の扱いはどうかな?」 そう言ってハグリットが何処からともなく取り出したのは、アックスだった。 対して私がボックスから出したのは、 ハグ「何だその細ぇ剣は?舐めてんのか!!」 「剣じゃない。これは刀。じゃいくよ。」 そう言って私は三本の刀を構え 「九山八海一世界、千集まって"小千世界"、三乗結んで斬れぬ物なし!」 前口上で闘気を練り上げる。 油断していたハグリットは慌てて結界を貼る。 「三刀流奥義!!一大・三千・大千・世界!!」 奥義炸裂。だが相手はギルマス油断はしない。其処に響くハリクの声。 ハリ「其処まで!ハグリット、戦闘不能!よって勝者アキナ=シグウ!!」 あっ勝っちゃた(・・;) こうして勇者は帝に為った
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