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そしてファミレスへ行き、二人で話そうとしていた。
「で、二人っきりで話したいことってなんですか?」
「あぁ、そうだね。本題に入らなくちゃ」
「私ね、今小学校5年生の子供がいるの」
「えっ!?」
「もちろん知らないと思うけど、私、妊娠してから引っ越しちゃったから。いや、家を出てったって言ったほうが正しいかな」
「だから、見かけなかったんですか」
「そうだね。あのさ、認知してほしいとか慰謝料ほしいとかそいうことじゃないんだけど、
むしろ、申し訳なくおもうんだけど、その今の子供・・・。直哉くんとの子供なんだ」
「えっ!?どういうこと?僕、そういうことしましたっけ?むしろ、小学生だったんでなんもやった記憶ないんですけど・・・」
「直哉君は何もやってないわ。私が無理やり寝てる間にしちゃって・・・」
「そういえば、一回泊ったことありましたね。つぐみさんの家に」
「そうなの。その時に、寝てる時に思わずそういうことしちゃって。」
「まさか・・・」
「うん、そこで、その時できちゃったみたい」
「でも、なんで言わなかったんですか?」
「さすがに言えないよ。本人の意思とは別に勝手にやっちゃったんだから、
しかも、私もこの子欲しかったし。」
「マジですか・・・。ちょっと、考えさせてください。」
「だよね。ごめんね。一応これ、私の連絡先」
「ありがとうございます。また、連絡します」
「うん、わかった。またね」
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