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真空と最強の二撃目の真相
真空と最強の二撃目の真相
この技で最大の謎は真空である。
心に迷いがあると真空が起きないというし。
しかし、今までの解説の中で既に答えはでているのだ。
天翔●閃の出だしはクラウチングスタートの様に低い。
しかし左足を踏み込む事で、一撃目を振った後にはかなり起き上がってしまう事が予想できる。
その事により何が起きるのか。
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相手はタイミングでカウンターを狙うだろ。
かわして後退、ガードしても威力が強いので後退は強制されると考えられる。
しかし、タイミングで隙を突けば入れられると相手は思うだろう。
そこに罠が潜んでいる。
一撃目を空振した刹那ほんの一瞬、体勢が起き上がった事により相手との距離が少し遠くなる。
すると相手はタイミングで狙うが、その一瞬、間合い外となってしまい躊躇する。
そして躊躇してしまったがために、次のカウンターを放つための神経伝達の時間、0.3秒の空白の時間が生まれてしまうのだ。
目で見えているが体が反応しないという状態である。
更に回転し相手に対して背を向ける事で相手の判断思考を麻痺させる事ができるのだ。
人は相手の動きを読むとき、目、上半身、腰の向きなどで判断している。
それを全てシャットアウトされてしまうのだ。
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真空の空間それは……
距離マジックと判断思考のシャットアウトにより、相手がパニックに陥っている状態だったのだ。
ここまで考えられた二撃目は、ある意味最強と言っていいだろう。
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《おまけ》
何故、心に迷いがあると真空が起きないのか。
それは迷いのため、打ち出しの低さと、要の左足の踏み込みの強さが足りなかったと考えられる。
低さが足りなければ前に余り跳べず届かない。
左足の踏み込みの強さが足りなければ、低い抜刀からの急激な体勢の引き起こしが起きず相手に0.3秒の迷いを与える事ができなくなってしまう。
しかも、回転力も落ちて2撃目が遅くなる。
全てが中途半端になってしまうわけだ。
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