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私は、ふとサイドテーブルに置いていた白いレースのリボンを手に取る。
同じテーブルに小さな小箱があることからしても、こんな綺麗な布地なのにラッピングのみでしか使われず後は破棄されてしまうのだろう。
エレノア「サリー、私の体調もだいぶ回復したし
久しぶりに街に出てみましょう?」
サリー「…わかりました、ではお支度を…」
エレノア「あ!出来ればお忍びで…、私ってわからない様にして欲しいのだけど、できる?
サリーは私を見て小さく息を吐くと、にっこりと笑った。
美人の笑顔というのは迫力があるわね…。
私の嫌な予感は的中し、アクセサリークローゼットの何倍もある大きな衣装部屋に連れていかれ、あれよあれよと着せ替え人形になる。
地味目でお願いします!と叫びながらメイドに着せ替えられてしまう。
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