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「ところで、こんな所で何にしてるですか?」と、頬を赤く染めた私は、彼に見られたくない思いで、下を俯きながら言った。
すると、彼は少し困った様子で、「はぁ~」とため息をつく。
「いや~、それが何で此処に居るのか分からないんだよ」と彼は空を見上げながら私に言った。
───???、えっ?どういう事?
私は小首を傾ける。
「分からない…………ですか?」
と、私は戸惑いつつも彼に聞いた。
「そう………だね。」
「あの~、名前は?」
「名前は……………分からない。」
「じゃあ、何か判ることは何かないですか?」
「そうだね………………、唯一分かってるのは僕が神様って事ぐらいかなぁ」
──???
再び、小首を傾ける。
私はこの男の唐突な言葉に、私の脳は容量を超え、混乱し、暫くの間、私とその男の間を何度も春の暖かい風が吹き抜ける。
(ヤベェー奴だ……………)
私は、この場から早く立ち去ろうと、早く話しを切ろうとしていた。
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