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斎場を借りて行ったセレモニーは、機械的にプログラムが進み、時の流れは決して逆流しない事を実感させた。
成政の棺は、固く閉じたままだった。理由は、頭部への損傷が酷く、公開できないらしい。見たのは警察関係の人だけだった。
噂では、人間業とは思えない損傷らしい。
当然、舜一も被害者の傷を見ていないが、携帯電話は確認した。
何故なら、バットマンのルールの中に、被害者への予告が電子機器に届くとあったからだった。
成政のガラケーを確認すると、「澤地豊雄から」の件名で、メッセージが届いていた。
(あなたは、28人目の生け贄デス。一時間以内にバットマンが殴りに行きます。
裏祝福 後2人で闇復活祭が始まります)
「闇復活祭?」
舜一の頭に疑問符が浮かぶ。
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