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「どうかしたのか?」
舜一が声を掛けると、勇治は返事をする代わりにスマホ画面を向けて来た。
読めと言う事なのだろう。
舜一は文面を読み、凄く動揺する。以前の悪夢が甦った。
(件名 澤地豊雄
あなたは29人目の生け贄デス。一時間以内にバットマンが殴りに行きます。
裏祝福 闇復活祭まで後1人)
これは、成政の携帯に残っていた文面と同じ内容だった。人数は減っているが、要はバットマンが殴りに来る予告になる。
舜一は、勇治にメッセージについて話しておいたので、彼もこれの意味する所は知っている。
「場所を移動しようか?」
舜一と勇治と綾香は、喧騒止まない教室を後にした。
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