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今日は新しい人生が始まる 特別な月曜日。
子供達を小学校と保育園に送りだす。
その足で 離婚届を持って役所へ向かう。
役所の駐車場に車を止めて 入口の自動ドアを通り抜けると 賢一郎が立っていた。
奈々子は立ち止まることなく窓口に足を進める。
「離婚されることで宜しいですね?」
窓口のカウンターに座る2人を見上げて担当者が確認をする。
「はい」
「では 受理しました。お疲れさまでした」
席を立ちスタスタと駐車場に向かう奈々子を賢一郎が追いかけてきて
「昼飯 食いに行こ?」
と呼びとめた。
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