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話によると、Tの彼女は、Tに呆れない。 Tを笑わない。 急かさない。 昼休みの食堂でTが彼女のことばかり話すので、もう僕は、あのアイドルのメンバー編成を、新しい振り付けを、知ることはない。 あの子の姿を会場に確かめにいくほど、僕は暇ではない。 しかし、Tが去ったのちの彼女がどうしているか、少し気にならなくもない。 検索窓にあの子の名前を打ち込むとき、少しこそばゆい。
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