リコ

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私のための棺に納められてたのは、少し年上に見える男性だった。 「この人は何故?」 アサクラは笑顔を浮かべた。 「君が戦うための何故には答えるけど、そろそろそれ以外の何故はしまっておくべきだ。」 それが長生きの秘訣だとアサクラは言っていた。 けれど、何が戦うための何故で、何がそれ以外なのか私は知らない。 「アサクラさんがこのまま私に戦いを教えてくれるんですか?」 アサクラは「そーしてほしい?」と抑揚のない声で聞いた後、学校みたいなものは一応あるんだと教えてくれた。 「ローウェストのセーラー服が結構かわいいんだよぉ。」 アサクラが教えてくれたのは結局それだけだった。
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