キボウレンジャー

変わらない日常

「すげぇ！今でも完璧に覚えてるんだな！」

誠は驚き優里に拍手をした。
優里は少し恥ずかしそうにしながらも笑みを浮かべながら誠の隣に座った。

「ねぇ、この頃の夢って覚えてる？」

「おう！俺はキボウレンジャーになる！って言ってた！まぁ、今では笑われる様な話だけど あの頃は可愛いかったって事だよな。」

誠は懐かしそうに写真を見ていた。

笑ったりしないよ…。誠も私も今では高校生になったけど、私にとって誠はずっと正義のヒーローだよ。
あの時、私は誠の無邪気な笑顔と暖かい一言のお陰で助けられた。誠のお陰で友達も沢山できた。
今でも誠が側に居てくれてるから勇気を出して皆と話せてるし、気の合う友達もできてる。

ありがとう誠…………。
これからもずっと私だけのキボウレンジャーで居てね。