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「何が好き?」
「何が?」
「俺はキボウレンジャーが好きだ!」
「私…も、キボウレンジャー…好き……///」
「えっ!キボウレンジャー知ってるのか!?」
「う、うん。」
「誰が好きだ?」
「私はヤルキレンジャー」
「ヤルキレンジャーか、俺はユウキレンジャーだ!」
誠はヤルキレンジャーのキメポーズをしながら顔をワクワクさせていた。
キボウレンジャーとは、戦隊ヒーローで今 子供達の中で流行ってる特撮ヒーローであった。
赤い衣装を身に纏ったのがリーダーのユウキレンジャー、 青の衣装を身に纏ったのがヤルキレンジャー、黄色の衣装を身に纏ったのがゲンキレンジャー、緑の衣装を身に纏ったのがキアイレンジャー、ピンクの衣装を身に纏い動く度にスカートの襞をヒラつかせているのがアイレンジャーでコノ五戦士をキボウレンジャーと言う。
「俺は将来ユウキレンジャーになる!川越は?」
誠はビシッと優里を人差し指で指しながら聞いた。
「わ、私は…ヤルキレンジャーになる///」
「ヤルキレンジャーは駄目だ!」
「どうして?」
「ヤルキレンジャーは男だからだ!川越は女だからアイレンジャーなっ!」
「う、うん。」
誠は無邪気に歯を見せながら笑った。
優里もニッコリと笑い返した。
「誠!さっきから何話してるんだよ!」
「おう!颯汰達も知ってるだろ?キボウレンジャー!」
「当たり前だろ!」
「実は、川越も好きなんだって!」
「マジか!」
それからワラワラと誠と優里の周辺に人が集まる様になりキボウレンジャーで話しが盛り上がる様になった。勿論、数名の女子生徒も集まる様になった。
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