おまけ

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誰かの相談事とか ばっかり聞いてて 自分がどれだけ強いか知りたかった 自分だけが全てだと頑なに信じて 従うとは負ける事と言い聞かした 友達にさえ強がって見せた 時には誰かを傷つけても やがて誰も恋に落ちて 愛の言葉と 理想の愛 それだけに心奪われた 生きる為に計算高くなれと言うが 人を愛すまっすぐさを強く信じた 大切なのは何 愛する事と 生きる為にする事の区別迷った 行儀よく真面目なんてクソくらえと思った 夜の道を宛もなく走って廻った 逆らい続け抗い続けた 早く自由になりたかった 信じられぬ大人との争いの中で 許しあい一体何解りあえただろう うんざりしながら それでも過ごした ひとつだけ分かってた事 この支配からの卒業
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