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紀元前3世紀。約2400年前。世は文明の発展をとげ、他部族から備蓄米を奪うことを目的としていた時代。そんな中、アイヌ民族が徐々に衰退しようとしていた。
聖地の森・竜吟峽の竜吟の森の中心。森に囲まれ、その中心は色々な植物、昆虫、動物が生息する中心部。そこには、2匹の雌竜と雄竜が住んでいる。その竜はとても、優しく落ち着いていて、人、動物を襲う事はなかった。
かつて、この地域では多くの竜がいたが、時代を重ねるとともに、どんどん衰退し、2匹の竜を残し、絶滅した。
昔、竜は人々から恐れられていた時、1匹の雄竜は、当時住み着いていた民族に右翼をもぎ取られたため、飛べなくなってしまった。あまりにも卑劣で残酷な経験し、傷から壊死し身体が弱っていた。この森から出られなかった。その雄竜を支えるため雌竜も、また、出ようとはしなかった。雄竜は薬草であるシケレペを毎日、服薬していた。シケレペはキハダの木の実から取れる。風邪を引いたとき、胃が痛いとき、色々な、病に効くという漢方薬で煎じて飲む。
ある日の夜、雌竜はシケレペを煎じて雄竜に飲ませようとするが、シケレペはもう無くなっていた。
雄竜はもう動けない位弱っている。
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