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私は、前世からの記憶を全て把握している。
何故、魔女として産まれて、何度も試練を乗り越えて!
何度も繰り返して生まれ変わっている。
普通の人間ではない。そう自分がいつ死を迎えるのか?
全てがわかってしまう人生の中で一番辛いのは、触れられるだけで、相手の感情や過去の出来事が、鮮明に頭の中に映像化されて、映り出される。生きていく中で一番辛い
私は、人が死ぬ事まで見えてしまう。心を閉ざしても、映し出される映像!占いの仕事でも、相手の波長に合わせているだけで、どんな風になってしまったのか? どんな気持ちで相手を見ているのか? 相手がどんな風に思っているのか?映画を見るような感覚になる。見えた相手を探すのは、簡単だと思うほどに、相手の感情も流れてくる。何度も繰り返して、自殺しても、自分で救急車を呼んでから、必ず用件や連絡先を言ってから記憶が無くなる。そして、毎回危篤と言われてる家族を上から見ては、人呼吸器を全て抜いて、生き返っている。飛び降り自殺のおねぃさんを見てから、霊力が強くなって記憶が戻った。そして、今まで2人の祖母の命の延命をした。1人目の祖母は、もう危篤で三途の河に行こうとしていた。たまらず声をかけて戻りたいという祖母の願いを聞いて、危篤の祖母の耳元で叫んだ。そして、祖母は目を覚まして、先生や看護師さんの名前を全て言い当てた。父は驚いたが、祖母は自分の子供達が見守る中で息を引き取った。そして、父が癌でもう長くない事がわかってしまったので、病院に見舞いも行かなかった。抗がん剤がもう効かないくらいにまでなってしまったので。延命をしてしまったら、苦しむ父を見なければならない。だから父には謝った。そして迎え人として、天国の祖母に頼んだ。父が亡くなった時間は、祖母が亡くなったのと同じ時間だった。2人目の祖母は、電話からして、もう助からないのがわかっていた。祖母に会いに行くつもりで電車に乗るつもりが、人身事故で動かない。でも、諦めずに進むべきだと思った途端に電車は動いた。そして、祖母の隣には亡き祖父が立っていた。後少しだけでも、娘には元気な顔を見せてやってほしいと言われて、私の力を持っていきたいだけ、奪っていいと言った。2週間の間元気な顔をして安らかに眠りについた。但し、私は罰を受けている。2年前に右耳が聞こえない。そして、祖母が亡くなったのと同時に左耳も今はもう聞こえない。
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