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ヌルリと抜けた後で、たっぷりと注がれたものが溢れ出てくる。口が閉まらなくて、なんだか沢山だ。
「平気か、ウェイン……って、無理か」
「あははっ、腰たちまひぇん」
鳴きすぎて掠れた声で笑った。正直体は辛すぎるけれど、気持ちは大満足。何ヶ月も満たされなかった部分が一杯で、お腹いっぱいで幸せ。
アシュレーはシュンとしていたけれど、擦り寄ってキスをしたら苦笑して、水をくれた。
「我慢は、良くないな」
「わかった?」
「懲りた。余計に抑制がきかない」
「獣アシュレーは凄かったよ」
からかうみたいに言ったらちょっと睨まれて、次には耳をカプリと噛まれた。
「ふにゃぁ!」
「からかうと骨まで食われるぞ、ウェイン」
「オオカミ!」
「今更だな」
言い合って、笑って、抱き合いながら眠る。少し寒くなりだした季節、二人の間はほかほかな陽だまりみたいだった。
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