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優しく円を描く指が中心を寛げて、ゆっくりと指先が入り込んでくる。その指を美味しそうに、下の口が吸い付いている。
「はぁ……ぁぁ……」
中で感じる快楽を思い出している。もっと熱く太いものがそこを擦り、目眩がしそうな快楽をくれるんだ。
「潤滑油、使わせてね」
言いつけは守って中まで舌を入れるような事はしなかったが、潤滑油に濡れた指がぬプヌプと出入りしていく。時折撫でるように前立腺を擦られて、痺れと疼きで背がしなった。
物覚えがいいチェスターは迷いなく準備を進めていく。その間にも前は溢しっぱなしだ。流石に恥ずかしくなって顔を隠してしまうと、残念そうにされる。
「顔、見せて」
「いや、です……っ」
「綺麗だよ、先生」
「先生って、言わない、でっ!」
抱き合っている時まで、先生ではいたくない。訴えたら、微笑まれてキスをされた。
「リカルド、だね」
「勿論です」
「うん、ごめん」
短いキスを繰り返しながら、時折手が乳首を捏ねる。指はいつの間にか三本に増えて、なのに痛みを感じなかった。
「リカルド、後ろ向いて」
「え?」
「その方が負担少ないって聞いたから」
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