遊び相手は魔物

2/26
230人が本棚に入れています
本棚に追加
/545ページ
「今日のカルネ先生めっちゃ怖くないですか」 子どもたち以上にガタガタ震えながらケトは隣に立つセレーネに言った。 <アンファン>にいる子どもの殆どが全員参加のイベントなので、それぞれの部屋担当の先生も総出で行っている。 1歳部屋担当セレーネ(160cm、26歳女性)。同じ部屋の補助であるアロ(158cm、56歳女性)、イデ(154cm、21歳女性)。 対し、1歳の子ども15名。 2歳部屋担当ミナミレ(158cm、31歳女性)。同じ部屋の補助であるケト(170cm、25歳)。 対し、2歳のこども21名。 3歳部屋担当カルネ(165cm、29歳女性)。 対し、3歳の子ども18名。 4歳部屋担当マルメド(155cm、38歳女性)。 対し、4歳の子ども26名。 5歳部屋担当であり主任でもあるツボネ(169cm、46歳女性)。 対し、5歳の子ども30名。 医療室のアヌレイ(175cm、30歳女性)、補助のカンク(176cm、29歳男性)、ナーシェ(162cm、27歳女性)。 先生総数11名、子ども110名。 0歳の赤ちゃんたちは些細なことも危険となりうることがあるので安全のために普段と変わらず部屋の中で過ごすことになっており、0歳部屋担当のタイタン(192cm、35歳男性)、補助のアルキネ(160cm、60歳女性)、ワンダ(146cm、24歳女性)、0歳の赤ちゃん14名を見る為に部屋で待機となっている。 ただ、タイタンは特殊能力をもっているため、万が一の時に備えて本日のイベントの流れを把握しており、SOSが来次第動くこととなっている。 そして、子どもの人数に対して先生の人数が全く足りていないので、一人で50名は見れるという超人でもある園長先生も参加している。 「今日のイベント責任全てカルネ先生だからねぇ。そりゃあピリピリするでしょ」 セレーネはそれぞれの担当部屋の子どもの傍につく先生たちを眺め、肩を竦めて言った。
/545ページ

最初のコメントを投稿しよう!