新しい異世界へと

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 願望遠聴鏡で調べた事で、どの方角に石碑があるかを知る事ができた。  石碑の方角が確認できたので試しに瞬転ペン改で転移が出来るか、どうかを確認してみる。  手の平に丸を書いてみて発動が可能かを試してみる。  試してみた結果としては草原の迷宮の外には瞬転は出来ず草原の迷宮の別の階層へも移動は出来なかった。  それでも俺が今いる同じ階層の中なら瞬転の発動は可能だった。   (予想はしていたけど、この迷宮は1つ1つの階層が別の独立した空間になってるようだな)  なんでも扉を使えば出れるだろうけれど瞬転ペン改で十分だろう。  軽く距離を調べてみたが普通に歩いて大体で30分位で到着するみたいだ。  それと探索中には戦闘もある為、探索する時間は多少は増えるだろう。  いつでも銃を抜けるように、しておきながら周囲を警戒しつつ進む。  ある程度を進んでいると、こちらに向かって走ってくる存在を確認した。  30秒もせずに接触するだろう。   (さて、どの銃を使いますかね)  どういう存在が来るかは詳しくは調べてはないが一階層なので、そこまで脅威のある存在では無いだろう。  ここはブラストガンでは無くマギルスガンを使う事にする。   (今の俺ならば6丁とも扱えるからな)  平凡状態の俺ではブラストガンしか使えないが万能状態なら特に制限はない。  俺は腰の後ろに装備してある大型の独自の形状をした自動拳銃のマギルスガンを両手で二丁を引き抜く。  両手にマギルスガンを握った状態で、こちらに迫ってくる存在の方に向く。  それから10秒程で灰色の狼が俺の方に向かっているのが見える。  そこまで視力を上げていないので後10秒程で到着するだろう。  特に待つ理由も無いので、こちらから攻撃をしよう。   「   鉄  弾  」  俺の言葉によってマギルスガンの発射される物の形状と性質が決定される。  複数の形状と性質で多彩な攻撃が出来るのがマギルスガンの特徴である。  装弾数は弾倉に15発で薬室に1発で計16発が最大装填数だ。  一応は左手と右手で別の形状と性質に変えることも出来る。  6丁の中では一番扱いにくく一番強いと考えている。  
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