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「二年生」と聞くと青春っていうイメージがある。
きっとこの理由は一年生ほど学校に馴染めていないわけでも、三年生ほど忙しいわけでもないからだろう。
この「青春」という輝いた言葉は私と関係ないわけでもなく…
「今日から一年間5組の日本史を担当する渕利久です。隣の6組の担任でもあるから何か困った時は来いよー」
チャイムと同時に入ってきた一声目の出来事だった。
新学期。もちろんこうなることを期待していたが、実際に起こってしまうと動揺してしまう。
その後普通に授業は進められ、なぜだか日本史は幕末から始まった。
「四民平等か…」
身分制度がなくなった今も、教師と生徒っていう大きな壁を壊すことは出来ない。
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