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高校生活へ
「いやーまさか急に宣言するとはね」
「・・・もう忘れて、凜ちゃん」
渕先生と再会してから早一週間。幸い私は友達も少ないので、いじってくる人もいなかった。
「でも凜ちゃんがあの時出席を促してくれなかったら、会えてなかった。本当にありがとう」
「いえいえ、前の穂波に戻って安心したよ。でも、あんた半年以上サボってたんだから吹日高校は簡単じゃないよ。落ちたら一生馬鹿にしてやるからね」
そう言って凜ちゃんはニヤリと笑い、私のおでこを突っついた。
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