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「いやー、吹奏楽部すげーよかったな!最後に噛んでた人もめっちゃかわいかったし!俺吹奏楽部入ろうかなー」
紹介が終わり、教室に戻る間、健一郎の話題は吹奏楽部のことだった。ー話題を吹奏楽部に選んだのは彼だけでなくほとんどの生徒がそうだったのだが。
「なあ、伊音。明日吹奏楽部の見学一緒に行かね?経験者なんだよな?」
「まあいいけど。でも俺吹部(吹奏楽部の略)には入らないつもりなんだよなー。」
「ありがとう!たしかに練習量多いもんなー。俺も入るならもう少し軽めの部活にしようかな。」
そんな会話をしながら自分の席に着く2人。
ー吹奏楽部の魔の手が忍び寄っていることを知らずに。
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