一章 嫌いなやつ

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なつみ「やーーっとオリエン終わったー!長いよー!」 美並「ほんとに。お尻が痛い。これからどうする?」 なつみ「うーん。とりあえずサークルみたいかな。美並はどこ見るか決まった?」 美並「うん。歴史文化研究」 なつみ「は??何その地味研。本気?」 美並「私 歴史好きだし、面白そうじゃん。覗いてみようよ」 えーー。と言わんばかりの表情を見せるのは、私の友達の早川なつみ(はやかわ なつみ)。 今日は大学のオリエンで、これからサークル見学に行くところだ。 美並「ほら行こ行こ」 なつみ「もーー。覗いたらすぐ他のとこ行くからねー!」 そう言いながらも、付いてきてくれる彼女はとても優しい。私は校門で受け取ったチラシを見ながら歴研(略)の教室を探した。
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