ねぇ、毎月3万貸して?

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「あなたが毎月私に今まで貸してくれたお金。この日まで使わずに持ってたの」 「マジか、お前!!!」 「あなた、興味ない事には使わないんでしょ。でもこのお金はあなたのものであって、私のものでもあるわ」 「ここ数日、彼女は何度もこちらまで足を運んで頂きましたよ。ドライブデートに彼女、憧れをお持ちみたいで。彼氏さん、お車お持ちではないんですよね?彼氏さんと車で一緒に行きたいんだけど、無関心でなんて愚痴も言っちゃってたり、、、今日もサプライズで驚かしたいんだって」 「ちょっと、恥ずかしいじゃないですか、店員さん、止めて下さい」 彼女がこんなに恥ずかしそうにしてるのを初めて見た。 初めはレンタカーでもいいじゃないかとか冷静に考えたが、何よりここまで俺の事を慕ってくれてる事が嬉しく、彼女が愛しくなった。 「それで、どれがいいんだ?もう決まってるんだろ、車」 俺がそう言うと、彼女は嬉々として店員が「ご案内します」と俺達を案内した。 「これか?」 「うん!」 軽自動車、ピンクのMiraだった。 「じゃあ、これからはこの車で迎えだったり、デートしようね!」 「構わないけど、車どこ止めるんだ」 「どこって、あなたのアパートに駐車場あるじゃん。あそこ空いてないの?」 「あそこは、埋まってるぞ。たしか」     
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