第2話 誰?

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「よぅ!そこの姉ちゃん。 俺と一緒にお茶しないかい?」 それはあかねの予想していた通りの 変態人間がいた。 「ちょっ…! こんな町中で下半身のまま 出歩いたら警察に通報するよ。」 「あかね、逃げよう! 若いのにコイツ頭が悪いからさ。」 千里がそう言うとあかねはうなずいた。 「うん!」 「おっと、そうはさせないよ。 さぁ、俺と一緒にお茶しないかい? フッフッフ…。」 変態人間がゆっくり二人に近づいた。 そして千里の怒りが爆発した。 「ふざけるな!とりゃあーーーーッ!」 千里はカチンッと来て変態人間を  投げ飛ばした。   「うわあああああ!!…気をつけろ姉ちゃん、 俺を倒そうと100年も早いぜ。」 変態人間はニヤニヤしながら近づいて来た。 「千里!危ない、逃げて!」 あかねがそ言うと千里はこう言った。 「チッ…そうやって女性をチカンや ナンパをしていると後からお仕置きだよ。」 千里の表情が、ガラリと変わって 変態人間はそのまま去って行った。 「千里、大丈夫?」 あかねが千里に近づいた。 「たいしたことじゃないよ。」 「でも千里すごいじゃん! まさか千里、空手やってたの?」 「うん、部活で空手部に入っていたからね。  まぁ、私の体力はこんな感じだよ。」 千里はどや顔をしながらあかねに言った。
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