第2話 誰?

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そして原宿を歩いた二人は山手線に乗って、  新宿駅に向かった。 ガタン…ゴトン…。 電車に揺られながら景色を眺めた。 「はい、千里。」 あかねはさっき変態人間にやられて 右腕を怪我していた。 そしてあかねは手当てをした。 「ありがとう、あかね。  わざわざ手当てしてくれて。 だからさっきも言ったでしょ? 「私は空手で鍛えている」って。」 千里がそう言うとあかねはクスッと笑った。 「そうだね、でも千里はすぐに、 無理しちゃうんだから。 でも良く変態人間を投げ飛ばしたね。 おまけに顔の表情もすごいよ。」 あかねがそう言うと千里はこう言った。 「ありがとう。でも私、 今度、開催される空手大会に出場するよ。 私は一昨年も去年も今年も連続優勝をする。 だから私に勝てる何ていい度胸だし、 私も負けていられない。」 千里は気合いを入れた。 「すごい、何か千里って、 空手のレジェンドみたい。 喧嘩も強いしさ。」 あかねが笑顔で言った。 「確かに、私はレジェンドだけど、 でも私は行けるところまで行きたい。 だから、あかねも私について来て!」 「うん、もちろん!」
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