『主と私』

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……… 私は(すめらぎ)先生の 真横に並んだ 「先生、 お仕事中にごめんなさい。 私と出かけませんか?」 先生の手が止まり 「あきら?」 私の方を見上げた 「今すぐとかじゃ無いですよ? 先生の都合の良い日に 合わせるので 出かけませんか?」 ジッ…と私を見てから 「…考えておく。」 「いつ返事くれますか?」 「1週間以内に返事する…」 「わかりました。 ちゃんと約束守ってくださいね?」 あまり長居をするのは 先生の仕事の邪魔になるといけないので 私は余計なことは話さず 先生の部屋を後にした 先生の部屋の扉を閉じると 緊張で その場に崩れそうになった… とりあえず、考えてくれると 先生は言ってくれたけど その答えがいつ返ってくるか わからないから それまで 私は… ドキドキした日々を送ることになる… ………
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