俺とアイツ…皇side

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……… こんな俺だから ちゃんと人の話を聞いてないことも 多々ある そして…いつも機嫌が悪いと思われる まめに話しかけてくれるのは 編集者の小林と…あきらだけだ… 「…せい?先生?」 あきらに呼ばれて 別世界に行ってた俺が呼び戻される 「あっ…悪りぃ… ちょっと…考えごとしてた 何だ?あきら…」 さっきより 頬を膨らませた…あきらが 顔を真っ赤にさせてる 「もう…話聞いてください。 私…ひとりごと言ってるみたい…」 「だから…悪いって 謝ってるだろ?」 流石に今のは俺が悪いって 分かってる… 「先生…時々、話しかけても 聞いてない時ありますよね?」 うっ… やはり…あきら分かってる 「まぁ…たまにあるな? しょうがないだろ? 連載中だと…色々考えるんだ… ある意味…職業病みたいなもんだな。」 「…それは分かってます。 分かってるんですけど… 今日だけは…他のこと考えるの 無しにしてください。」 「そうだな…努力する。」 あきらはホッとした顔になった… ………
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