俺とアイツ…皇side

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……… 家に着くと あきらが 直ぐに風呂掃除をして お湯を溜めてくれた 「先生、ゆっくり お風呂に入って 体休めてくださいね? 夕飯、美味しいもの作るので…」 さっきまで 泣いてたなんて思えない 笑顔で俺に話しかけてきた またまた ドキッとさせられた 今日の俺は どうかしている あきらのペースに 巻き込まれてるみたいだ… お湯が溜まり 俺はあきらに言われるがまま 風呂に入った バスタブにゆっくりと浸かる いつもはサッと入って 出ることが多い… 風呂は…実を言うと あまり好きではない… あきらと一緒に住む前までは シャワーですませていた… 面倒くさがりな…俺 あきらと住むようになり 俺の生活ペースに変化が起きた… それは俺にとって 良いことだったと思う… しっかりと温まり 髪と体を洗ってから バスタブに浸かり 最後に冷たいシャワーを浴びる これがまた気持ちいい… 風呂から出ると 良い匂いが漂っていた… ………
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