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………
すると…
皇先生が
更に私を抱きしめてきた…
…キュン
先生のことを
益々好きになってしまった…私
でも…先生は
過去の辛い恋に縛られてる
どんな…恋だったんだろ？
抱きしめられながら思った
知りたいけど
私からは聞けない
聞いてはいけない気がした
先生が…いつか
話してくれるかもしれない…
少しだけ動き出した恋
これから…平坦な道のままなのか
変化があるのかも
今は何も見えない…
私は待つことしか出来ないのかな…
我儘なんだろうか？
抱きしめられただけでも
嬉しいのに…
ソノサキへと思ってしまう…
焦らず…ゆっくりと…
進んでいかないと
また…縮んだ距離が開いてしまう…
私たちは暫く
そのままでいた
言葉がなくても…
安心出来る関係になりたい…
「…あきら？」
耳元で囁かれて
ドキッとした
「はい？」
「我儘言ってもいいか？」
えっ？なんだろう？
………
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