先生と私

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……… 緊張する… 私は…深呼吸をしてから 扉をノックした 『はい。』 (すめらぎ)先生の声が聞こえた 私は扉を開けた 寝室は隣の部屋だ 先生の後をついて行くと 大きなベッドが… ドキッ… 先生がベッドに潜り込んだ… 「あきら、 隣に来る?」 なんてことを言うんだろう? 「だ、大丈夫です。」 クスっ… 先生が笑った 私は先生の側に行き 座った… ベッドサイドのライトをつけた 薄暗い中に 先生の顔が見える 「何か…話してよ?」 何かって… 考えていたら 「あきらのこと…教えて?」 と言われたから 家族の話から自分の話をした なかなか眠らない先生… 私の方がウトウトしてしまった …… … 気がついたら 先生の隣で眠っていた…私 嘘… 規則正しい 寝息が聞こえる 私はゆっくりと 起こさないように ベッドから抜け出した そして…静かに寝室を出た… ………
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