そうだ、もう一度眠ってみよう。

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「検診のお時間ですー」  看護師のお姉さん登場。 「お熱を計りますね。ぷ」  そこ笑っちゃダメだろ。ちゃんと仕事しろよ。  すると看護師は顔を赤らめて恥ずかしそうに俺に言った。 「おチ◯チ◯見えてますけど……」  看護師と晴海は壁の方を向いて肩を震わせている。最悪だ。 「なぁ、晴海。笑ってもいいから教えてくれないか?どうなってるんだ?」  晴海は笑うのをやめて若干無理矢理に真顔になった。 「お兄ちゃん、事故にあったんだよ。それで救急車が来たけどどこの病院も受け付けてくれなくてさ、それでこの病院が引き受けてくれたの」  よくある話だな。  続けて話す晴海。 「それでね、事故の時に下半身がぐしゃぐしゃになってて、ここのお医者さんが切除するしかないけどその後はどうしますか?って」  何となくまさかではあるが読めてきたぞ。にしてもこの馬をどこから……  さらに話を続ける晴海。 「でさ、ここ動物病院なの。それでパパが偶然に馬の死体を見つけて、ケンタウロスに出来ますか?って」  おやじ、面白すぎで迷惑だ。でも、なんか変だぞ。 「晴海、何となく思ったんだけどさ、馬ってこんなに小さくないよな?」「そう!大変だったんだから!最初は馬とくっ付けたんだけどさ、馬って結構デカいんだよね。お兄ちゃんって結構貧弱じゃん?すっごくバランス悪くてさやり直したの。で、パパがわざわざイギリスかどっかあっちのほうまで行ってさ、いい感じのポニーを見つけきてくれたの♪」  そこまでする時間があったんなら、いっそ人間の下半身はありませんでしたか?
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