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22:15
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「親の心子知らず」ということわざがある。
そのことを実感することが多い今日この頃だ。
俺の可愛い娘は、どうやら反抗期は終わったらしいのだが、そのまま受験期へと突入してしまった。
どちらにせよ父親である俺とのコミュニケーションを欲する時期ではないらしい。
俺はアルバイトで家庭教師をしていたこともあるので、
「勉強見てやろうか?」
なんて息巻いて話しかけたら、
「いや、パパの時とは時代が違い過ぎて参考にならないよ。センター試験もない時代の話なんて」
とバッサリ断られてしまった。
センター試験はあったんだよ、名前が違うだけで......と言ってみたが、聞く耳を持たなかった。
なんだよ、いいじゃないか、共通一次......。名前を変えやがったのは誰だ? 文部科学省か?
「そういうのはお兄ちゃんに聞くから良い」だそうだ。
そのお兄ちゃんに勉強を教えてやったのはパパなんだけどな......。そう思えばあいつは不愛想に見えて素直なところがある。
効率を重視しただけなのかもしれないが。
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