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序章
あなたと初めて出会った時。
第一印象は一言で言えば「最低」だった。
仕事はすごく出来る。
何事も目先よりずっと先のことを考えていて、適格な判断をする。
だけど、どこか不器用なところもあって。
私はそんな不器用さに何度も助けられた。
それでも私はあなたのことを好きになってはいけない。
あなたも、私のことを好きになってはいけない。
あくまで私とあなたの関係は「上司と部下」。それ以上でも、以下でもない。
私は静かに、あなたのせいで壊れていくの―…
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