第1章 眠り姫は秘密の部屋へ

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そのまま、顔が固まったまま 教室のある校舎へ戻る。 案の定、残ってる生徒はいなかった。 寝てた時間、思ったより長かったんだな。 もう6時過ぎ。 俺の足音だけが周りに響いている廊下を 早足で行った。 教室に着いて自分の鞄に色々荷物を入れて、キュッとチャックを閉める。 シーーンとした教室。 な、な、なんだよっ、さっきの!? え、え?告白的なやつ? それってつまり一人称「僕」の「賢人」って名前の女の子じゃない限り、相手は男だよな。つまり男だな。うん。 名前知らなかったし、まぁ会ってたとしても仲良い奴じゃいないし。 生徒だよな。先輩とかだったらどうしよ。 「ずっと前から」って相当だよ、、 ん?いや、、 ちょっと待てよ。 そもそもあの手紙本気なん? (何故か関西弁) 悪い冗談じゃない?? 「そうだよな、あははっ」 本気な訳ねぇよなあ。 あーぁ、びっくりした。
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