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「いや、まぁ…笙太が今のままでもいいなら、いいんだけどさ」
「…」
笙太は黙りこんだ。
今のままは嫌みたいだ。
〈ピーーッ〉
「次はCチームとAチームの試合だー」
一回目の試合が終わったらしい。
各々休んでいた俺たち含むCチーム達はのろのろと立ってコート内に入っていった。
「やるぞぉー!Aチーム!!」
「おー!」
(Aチーム)
「…」「…」
(Cチーム)
〈ピーーッ〉
あ、Cチームがボール蹴ってる。
「行け行けー!Aチーム!!」
あ、ボール奪われてる。
「ナイスー!Aチーム!!」
あ、ゴールされた。
「よし!いーぞ田中!」
「んー。」(←田中)
ゴール決めたの田中かよ。
「笙太、俺たちも頑張るか」
後ろにいる笙太にそう意気込んで振り返ったら、笙太は地面の一点を見つめながら
「こくはく…コクハク、告白…かぁ」
文字変換してた。
「笙太?大丈夫か?」
「告白…confesion…CΠoBiдb…」
ダメだこりゃ。
ほっとこう←
周りを確認してみると、Cチーム達は笙太同様に地面の一点を見ていたり、他の人と喋ってたりしている。
Cチーム、やる気ねぇな!(笑)
「…これは、、、負けたな」
予想通りCチームは、0―7で負けた。
その後、Bチームとも試合して、
例のごとく0―10で負けた。
問答無用でCチームは休んでていいよって言われた。
先生、チーム分けミスったね(笑)
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