第9章 白石先輩大作戦

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休んでていいと言われたから、笙太と一緒にさっきの場所に行こうと思ってたら、 笙太がそこを通り過ぎてどんどん進んでいく。 「笙太?どこ行くんだよ?」 呼びかけると、振り返って一言。 「水。」 「ぁあ、水ね、俺も行こー」 二人でグラウンドから直で行ける水飲み場に向かう。 水飲みに行ったのは俺たちだけみたいで、 (Cチームは水飲むほど疲れてないからね) グラウンドを抜けるとAチームの熱血的な声も小さくしか聞こえない。 「巧真、俺…」 水飲み場まで来ると、水を飲むこともなく立ち止まった笙太。 「どーした?」 「…」 しばらくの間、口を開いては閉じて、また開いては閉じて、を繰り返していたが ついに思いきったように言った。 「…、告白、しようと思う。白石先輩に」 「ええええ!?」
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