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かかわった人に極上のぬくもりを与える者。
それをヌクモリストという。
か、どうかはさておき、俺は合コンに参加していた。
次々とカップルが成立してしまい、残ったのは俺と地味な女。
「意外と気が合うかもよ?」
などとほざく幹事役の友人。
自分もちゃっかり美人さんゲットしてんじゃねえか。
しょうがない。次回のためにこの地味女で口説く練習でもしとくか。
そしたら意外と話が合う。くっそ、幹事の言う通りになりやがった。
しかも、お持ち帰りOK、相性もバッチリ。
付き合ってみれば本当に便利だ。
俺の気まぐれで100均のアクセサリーをプレゼントしたら、地味女のやつ、スゲー喜んでた。
そんなある日。
「なあ、これからラーメン食わねえ?」
俺は地味女に電話した。
「えー、今、夜中の2時だよ?」
思いっきり寝ぼけ声だな。
「いいから行こうぜ」
俺がたたみかけると地味女は二つ返事で了承した。
こんな感じで俺の言いなりだ。
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