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丸テーブルを囲いこむように俺、弟、親父、お袋は久しぶりに顔を会わせ座っていた。
重々しい空気のなか、第一声を放ったのは親父である。
「何故、今日集まってもらったかわかるか?」
その一言に俺は冷や汗が止まらなかった。
心当たりがある。
いや、正確に言えば見られてしまったのである。
俺が 女装 してアルバイトをしていたことを!
いや、決してそっちの趣味があるわけではない。
ただ、女装するだけで給料アップの仕事があり欲に負け、することになっただけだ。
だから、決してそっちの趣味は無いのである!
そして、バイトを始め慣れてきはじめた時、事件は起きた。
親父が来たのである。
客として
厳格な親父が女装カフェに来るとは思わなかったがバレてしまったのならしょうがない…
一生の恥より一時の恥
家族にバラされるのも覚悟の上だ!
俺は覚悟を決め親父の次の言葉を待つことにした…
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