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とても気持ちよくて、ふわふわと身体がどんどん上に上がっていくみたいだ。
綾。
最後まで俺のそばにいてくれてありがとう。
目が覚めたら、改めてお礼を言おう。
そして、もう一度愛を告げよう。
綾、愛してる。
この世の何よりも、誰よりも。
君と出会えたことは、俺の人生の中で最高にハッピーなことだった。
君に出会えた、そのことだけで、俺の人生には意味があったんだと思える。
惰性で生きていた俺に、生きる楽しさを教えてくれた。
俺が生まれてから今日までのことが映画を見ているように映し出されて、ああ、これが走馬灯っていうやつなんだな、と思った。
じゃあ、俺はもう目覚めないのか。
もう少しだけ、綾と話したかったな。
俺が死んでも、いつでもそばにいるって、伝えたかったな。
最後の瞬間まで愛してたって、伝えたかったな。
ああ、でも。
最期の瞬間が綾のキスで、幸せだった。
ありがとう。
ありがとう、綾。
いつかまた生まれ変わったら、君と結婚して、温かな家庭を作りたい。
そして、おじいちゃんになったら、今日みたいにキスをして見送って。
また君と出会える日が来るのを、ずっと、待ってるから。
綾。
愛してる。
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