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真冬のとある日。
私は学校までの道のりを全速力で走っていた。
周りの目を気にする余裕はない。
スカートが風になびく事も気にしない。
家から歩けば10分以上もかかる距離だけど、走れば5分もかからない。
もう学校は見えた。
時計を見れば、8時40分。
HRが始まるまではまだ10分あるけど予定通り。
昇降口に入り、急いで上履きに履き替えて廊下を早歩き。
今更だけど、遅刻しそうだから走っていたわけじゃない。
走っていた理由、それは…。
…寒くて死にそうだから!
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