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わたしはまた寂しい気持ちになって、ぽつんと離れて給食を食べた。
父の都合で引っ越しが決まり、転校することが分かったのは、その数日後のことだった。
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「猫死んでたんだってねー」
「あれって殺したのと同じだよねー」
「動物好きっていってたのに、嘘つきじゃん」
はっと目が覚めた。
何年ぶりのインフルエンザだったろう。三日間、熱で寝込んでいた。
夢を見てうなされて、起きてみたら朝になっている。となりを見ると、旦那はもう出勤した後だった。朝ごはんを適当に食べていったのだろう。台所のほうから、味噌汁のにおいが香った。
体がぐっしょりと汗で濡れており不快だったが、身体はひどく軽かった。喉のいやな痛みも取れており、頭もすがすがしい。
あのしつこい熱が嘘の嘘のように引いており、どうやらわたしは、インフルエンザを乗り切ったらしかった。
「あー」
体を伸ばして解放感を味わった。憑き物がとれたかのようだ。濡れた下着が気持ち悪いので、シャワーをあびて着替えた。
カーテンを開くとよく晴れた素晴らしい天気である。
目を細めながらお日様を味わい、熱がひけた幸せを味わった。
にい。にいにい。
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